令和6年度予算要望と回答

川畑英樹の所属会派、立憲民主党は、令和6年度予算編成に向けて、令和5年10月31日、10分野95項目の予算要望書を市長に面会して提出しました。令和6年2月8日に提示された回答の一部をご紹介します。

要望 大震災時での家屋の倒壊において就寝中の地震から身を守るため、家屋全体の耐震改修より比較的安価でできる「耐震シェルター」及び一部屋耐震普及のための取組みを。

回答 耐震シェルターは、多種多様な耐震工法がある木造住宅において、有効な安全対策の一つであると認識している。高齢者や身体障害者の方の命を守るという観点から、補助制度の創設に向けた検討を進める。

要望 大規模災害での避難が、自宅避難・車中避難など多様化するなか、災害時の防災備蓄品として、携帯トイレ・消火器・モバイルバッテリー・懐中電灯・ラジオなどを購入するための補助を。

回答 防災意識の啓発と市民生活の安全確保に寄与することを目的に「防災市民組織」の結成を呼びかけ、各組織に対し各種活動や防災用品購入などのための補助金を交付。

要望 特殊詐欺対策として、自動通話録音機は極めて有効。引き続き補助制度の継続を。併せて、詐欺電話の通話を検知し、即座に情報を共有する、AIを使ったシステムの導入を。

回答 自動通話録音機の購入について、令和4年度からは文化生涯学習課と連携して消費者庁の補助金を活用。今後も引き続き事業の継続に努める。また、AI型特殊詐欺対策アダプタ等を導入している他の自治体の実績等を検証し、更なる有効な対策も検討。

要望 公立学校の部活動において、専門的な技術指導や引率が行える外部指導員を活用し、教員の負担軽減を図ること。

回答 令和4年度から部活動指導員の配置を開始し、令和6年度も追加の配置を予定。部活動の質の維持向上と学校における働き方改革に取り組む。

要望 子育て支援として給食費の無償化について東京都へ要望すること。

回答 令和6年4月から東京都の補助事業を活用して、市立小・中学校の児童・生徒の給食費を全額公費により負担。

要望 SBS教室・ブリッジスクール・校内フリーススクールなど、不登校の子どもたちを守る居場所づくりを充実させること。

回答 東京都の補助事業を活用し、校内別室指導支援員の配置等により、全校で別室による支援が展開できるよう取り組む。

要望 認知症による徘徊で居場所を早期発見するため、GPS内蔵シューズ・QRキーホルダーなどの購入補助制度を構築すること。

回答 徘徊の症状が顕著にみられる65歳以上の認知症患者に対し、家族支援のためGPS内蔵の探知機を貸与する事業を実施。

要望 いわゆる「8050問題」について、中高年の引きこもり当事者や家族が、電話やメールなどで気兼ねなく相談できる体制を整えること。

回答 複合化・複雑化する福祉ニーズに対する効果的な支援方法等について、組織横断的な連携により検討。

要望 かねてより、緑ヶ丘地域でのミニバス運行を要望しているが、いまだ実現していない。現在実証実験中の北部地区での公共交通をふまえ、オンデマンド交通を緑ヶ丘地域に取り入れること。

回答 引き続き、地域公共交通計画の策定に向けた取組みを通じ、地域公共交通の在り方等を検討。

要望 東部地域には子どもが遊べる公園が少ない。仙川ポンプ場自然流下化工事が終わり次第、現場跡地に児童公園をつくること。

回答 地域住民に理解される公園設置を目指し、現場の跡地活用について検討。

要望 つつじヶ丘駅南口ロータリーに、バス乗り場案内や地域案内板を設置する等、初めて訪れる人に親切な設えにすること。

回答 バス事業者と協力し、案内板の要否について検討。利用者に配慮した周辺施設等の案内板・案内サインの整備について検討。

防災啓発品(携帯トイレとウォータータンク)