調布駅前地下駐輪場の建設を断念

調布駅前の整備に伴い、調布市は慢性的な駐輪場不足の打開策として、駅前広場の地下に1,900台収容の駐輪場を整備する計画を進めていました。市は記念樹的古木4本を原位置で保存しながら建設を進めることを決定し、平成31年度の完成を目指していましたが、地下のスペース確保のため専門業者に工法の検討を依頼したところ、古木4本の土部分を薬剤で固めたり、大きく囲いで覆ったりする工法では、木が枯れる可能性があることがわかりました。

11月12日に開催された市議会全員協議会において、市長から「樹木の保存と地下駐輪場の両立は困難な状況であり、駅前広場整備をスケジュールどおりに進めるためには、地下駐輪場計画を断念せざるを得ない」との考えが示され、続く市議会定例会において、地下駐輪場の整備断念に関する減額補正予算が建設委員会に計上されました。

建設委員である川畑英樹は、駅前開発事業を遅らせることは市民の利益にならないことを踏まえ、説明責任を果たすよう市に強く要望し、本補正予算に賛成しました。