「安保法制に賛成の意見書」に反対!

調布市議会は平成27年6月議会において、「安保法制に賛成」の立場の「平和安全法制に関する意見書」採択について採決を行いました。川畑英樹の所属会派「チャレンジ調布21」が反対したものの否決には及ばず、自民・公明両党の賛成多数により可決されました。

7月9日付朝日新聞デジタルによりますと、全国で少なくとも331の地方議会が国会や政府への意見書を可決していますが、「賛成」の立場の意見書はそのうちわずか6つの議会で、調布市はこれに含まれます。「反対」の立場の意見書は144議会で、「慎重」の立場の意見書は181議会で可決されました。

9月議会には「平和安全法制に関する意見書の取り消しを求める陳情」が、12月議会には「安全保障関連2法(国際平和支援法、平和安全法制整備法)の廃止を求める意見書採択についての陳情」が提出され、川畑英樹は廃止に賛成の立場から討論を行いましたが、否決されてしまいました。

安保法制については、新聞各社が行った世論調査で国民の8割が政府の説明は不十分だと回答し、多くの憲法学者はもちろん、歴代内閣法制局長官経験者なども、違憲またはその疑いが強いと断じています。調布市議会がこれに賛成の意見書を採択したことはたいへん遺憾です。