12月を「いのちと心の教育」月間に
調布市は、市内小学校に通う女子児童が給食を食べた後、アナフィラキシーショックにより亡くなった事故を風化させないため、毎年12月を調布市立小・中学校「いのちの心と教育」月間と位置づけました。子どもたちが、食物アレルギーを正しく理解して違いを認め合いながら、給食の時間を楽しめるよう、心豊かな教育活動を行うとしています。
調布市はまた、すべての市立小学校(20校)に、食物アレルギー対応の専用調理室を設置する方針を打ち出しました。ガスコンロや冷凍冷蔵庫、食器、調理器具などを備えた専用調理室を整備し、食物アレルギーのある児童に向け、原因食を除いた給食を調理します。
亡くなった女子児童の命はもう戻ってきません。二度とこのような事故を起こさない、事故の記憶を風化させないことを、私たち大人が心に誓い、子供たちをしっかりと守っていかなければなりません。