PFAS検査の補正予算が可決

PFASとは、有機フッ素化合物の総称です。消火剤やフライパンのコーティング剤などとして使用されてきましたが、自然界で分解しにくく、毒性も指摘されている物質であるため、現在は製造と輸入が原則禁止されています。

このPFAS汚染が、多摩地域における広範囲で長期にわたり続いてきた可能性があることから、東京都は、調布市の浄水場を含む都内40本の井戸の使用を5月末までに停止しています。調布市議会は、令和5年度第3回定例会(9月議会)において、市内井戸水の水質検査をするための補正予算を可決しました。検査対象は防災井戸29か所、実篤公園の湧水1か所、民間の防水協力井戸43か所、揚水井戸42か所の計115か所で、予算額は1,735万円です。令和6年2月末に検査結果を公表するとしています。

近隣の武蔵野市では、災害時の避難所となる市内18校のうち7か所の井戸水で、PFASが暫定的な基準値を上回ったため、PFASを取り除く浄水器を18校すべての井戸に設置することになったそうです。

川畑英樹は、調布市においても、市民の不安解消のため、浄水器の設置を含めた適切な対応をするよう求めてまいります。