令和5年度予算を可決
調布市議会は、2月28日から3月24日まで、令和5年第一回定例会を開催し、令和5年度一般会計予算を含む市長提出議案33件、陳情9件を審議しました。
本会議の冒頭、市長から新年度の基本的施策が述べられました。令和5年度は、今後8年間のまちづくりの方向と施策を示した、第6次総合計画の初年度にあたります。川畑英樹の所属会派、チャレンジ調布21は、新たな基本計画や、子どもの医療費無償化、東京外環道工事、特殊詐欺被害防止など、24項目にわたって代表質問を行いました。このうち、かねてより会派で要望などを行ってきた、子どもの医療費無償化について、市長から「子どもの医療費助成制度は、子育て世帯の経済的負担の軽減により、子どもの健康保全と健やかな成長に寄与し、保護者の安心につながる重要な子育て支援策で、市は、高校生世代までの全ての子供の医療費助成について所得制限を設けず、完全無償化を実施する」と答弁がありました。その他の各質問に対しても、すべて市長から答弁がありました。
令和5年度一般会計予算は、総額997億7千万円で、前年度比45億円(4.7%)増となり、過去最大の規模となりました。川畑英樹の所属会派、チャレンジ調布21は、基本計画の着実な推進を期待して賛成しました。
なお、基本計画の「5つの重点プロジェクト」には、次のような費用が計上されています。
- 安全・安心に暮らせるまちをつくるプロジェクトには、犯罪抑止対策の推進に5,100万円(拡充)、下水道施設における浸水・地震対策の推進に1億1,600万円(新規)など
- 調布の宝である子どもたちを応援するまちをつくるプロジェクトには、子どもの医療費助成に11億5千万円(新規)、ICT環境の整備・活用と情報教育の推進に6億1,400万円(新規)など
- 誰もが自分らしく安心して住み続けられるまちをつくるプロジェクトには、介護予防・日常生活支援総合事業の展開に5億7,100万円(拡充)、重度障害者施設の整備に3億4,700万円(新規)など
- にぎわいと交流のある活気に満ちたまちをつくるプロジェクトには、鉄道敷地の整備に11億200万円、東部地区における交通環境の改善に6,800万円(新規)など
- 人と自然がおりなすうるおいあるまちをつくるプロジェクトには、地球温暖化対策の推進に4,700万円(拡充)、公園・緑地、崖線樹林地の保全に2億1,200万円など