令和4年12月議会一般質問 高齢者が安心して過ごせる取組みを

川畑英樹が令和4年12月議会で行った一般質問の要旨は次のとおりです。

川畑英樹 超高齢社会の到来を控え、次期基本計画で高齢化施策をどう策定するのか。基本的考えは。

市長 人口構造の変化に伴い多方面の影響を懸念。介護保険事業の円滑な運営などを柱に位置づけ、高齢者福祉の充実に努める。

川畑 手助けが必要な高齢者を元気な高齢者が支援する仕組みを。

福祉参事 各福祉圏域に、地域支え合い推進員を段階的に配置。地域の意向を踏まえ、他市の取組みも参考に、支援の拡充に取り組む。

川畑 市での特殊詐欺事件は後を絶たない。現在の発生状況は。

危機管理部長 令和4年の市内被害状況は10月末で67件、約1億700万円。

川畑 特殊詐欺から市民を守る、AI=人工知能を利用した自動通話録音機の導入を。

危管部長 有効な手段の一つと認識。都内で試験的実施の自治体もあり、更なる対策を検討。

川畑 認知症への理解のための、認知症サポーター養成講座の実施状況と、今後の取組みは。

福祉参事 平成18年度から開始。令和3年度末時点で405回実施し、延べ1万2,832人が受講。引き続き、サポーターの養成に努める。

川畑 認知症の症状の中で徘徊は大きな危険。個人賠償保険を活用した救済制度の導入のほか、行方不明のときに早期発見するためのGPS内蔵シューズやQRコードを活用した保護情報共有システム等の導入費用へ助成を。

福祉参事 不安を抱える家族・介護者支援の視点からも有効な方法と認識。他自治体の取組みや最新機器の開発状況を調査研究。

川畑 認知症のリスク要因に「難聴」がある。軽度・中程度の聴力低下者へ、補聴器購入助成制度の創設を。

福祉参事 市医師会等と調整し、福祉施策全体の中で検討。