新駅にホームドア設置
調布・布田・国領の3駅が地下化されました。地下化切り替え工事は、8月18日終電後から19日朝にかけて、3千人の作業員の手により行われ、運行が始まりました。
地下化以前の調布駅周辺では、ダイヤの過密による開かずの踏み切りが数多く存在し、交通渋滞や地域の分断が深刻な問題となっていました。線路が地下に切り替えられたことで18か所の踏切が解消され、8か所の都市計画道路が立体化しました。車の流れ、人の流れがスムーズになり、生活動線が大きく変わりました。
川畑英樹は平成22年9月の定例会の一般質問で、新駅へのホームドア設置について強く要望していましたが、今回地下化された3駅には、京王線では初のホームドアが設置されました。中でも布田駅は、通過電車の風を防ぐ密閉式のホームドアが採用されています。
山手線新大久保駅で線路に転落した男性を救出しようとして韓国人留学生が亡くなった事故や、京王線新宿駅で男性が酔っ払いと接触して転落し、亡くなった事故など、線路への転落死亡事故は後を絶ちません。視覚障害者も犠牲になっています。今回のホームドア設置の実現は、京王線全駅へのホームドア設置に向けた、はじめの一歩ですが、それでも大きな一歩だと思います。