外環トンネル工事を前に

広域交通問題等対策特別委員会が12月19日に召集され、東京外郭環状道路に関する現地視察と委員会審査が行われました。現地視察では、調布市緑ヶ丘と三鷹市北野にまたがる中央ジャンクションのランプ立坑工事を視察しました。

視察したランプシールドトンネルは直径が約12メートルあり、大きなビルがすっぽり収まりそうです。これから行われる本トンネル工事はシールド工法により、さらに大きな直径約16メートルの穴が2本並んで掘られることが説明されました。東京湾アクアライントンネルと同規模の工事とのことです。

調布市議会は平成29年3月議会において「外環道沿線住民の緊急時避難計画策定について国への意見書提出を求める陳情」を満場一致で採択し、内閣総理大臣と国土交通大臣に意見書を提出しました。この意見書は、平成28年11月に起きた福岡市博多駅前の大規模陥没事故を受けて、外環沿線に暮す住民の安全確保と不安軽減のため、シールド機の掘進を行う事業者が緊急時の住民避難計画を速やかに立案して住民に説明することを国に対して求めるものです。しかし平成29年12月現在、回答は示されていません。

川畑英樹は今回の委員会において、実効性ある住民避難計画の策定と情報提供、住民説明を、国及び事業者が早急に実施するよう求めました。